A…トルマリンを使用した製品の品質表示については、原料となるトルマリン鉱石の
①産出国及び産地の表示、②数値による評価基準、③各種分析資料、④効果測定データが揃っていることが必要だと思います。そして、あくまでも天然鉱石であるために、産出鉱山によって品質が異なるということを忘れてはなりません。
また、トルマリン製品の品質基準として、次のことがクリアされているかどうかが判断の目安となります。
①トルマリン鉱石と他の素材を組み合わせた場合、トルマリンを60%以上使用していること。
②マスターバッチの場合、トルマリンを20%以上使用していること。
③樹脂製品の場合、トルマリンが0.5~10%の範囲で使用していること。
④ 不織布の場合、1平方メートルあたり80グラム以上のトルマリンを使用していること。
⑤ 繊維製品の場合、トルマリン繊維を10%以上使用していること。

メーカー側には、これらの表示を心がける姿勢が必要とされ、消費者は表示がきちんとされているかどうかを確認して購入することが望ましいと思います。
なお、トルマリンに刺激を与えさせて活性化させるために、希土類(モナザイト・トリウムなど)、ラジウム、ラドン、ゲルマニウムなど放射線を放出する放射性元素を含む物質を使用して、より効果の高い製品も開発されていますが、これらの使用に関しては、使用量や放射量などのデータの開示がされていることが望ましいといえます。微量な放射線は、自然治癒力を刺激、活性化して身体の健康に役立つとも言われていますが、法律で定められている年間被爆線量制限値(年間50ミリシーベルト)以内であるという証明が必要であることは言うまでもないでしょう。
これらの物質を使用している場合は、それを明確に表示し、消費者も確認して購入すべきだと思っています。