A…トルマリンには、お肌の大敵と嫌われている「紫外線」をカットする効果も期待できます。
「紫外線」とは、太陽が放射している波長のうち、10万分の4センチメートルから1億分の1センチメートルの間の波長をいいます。この波長の長さによって、短い順に「ガンマ線」「X線」「紫外線」「可視光線」「赤外線」というように分けられています。波長の長さが短いほどエネルギーをもっていて人体に影響を与えますが、ガンマ線とX線はオゾン層に吸収され、地上にまでは届きません。
紫外線の中でも1番波長が短い「C紫外線」と2番目に短い「B紫外線」の一部はオゾン層に吸収されますが、「B紫外線」の一部と1番長い「A紫外線」は地表に届いてしまうとされています。人体の皮膚が紫外線を浴びると、「日焼け」を生じ、肌の内部まで侵入して核の中にあるDNAを傷つけ、細胞の働きに異常を起こさせます。これがシミ・ソバカス・シワなど肌の老化を促進させる原因の一つといわれているのです。さらに長時間に及ぶと皮膚ガンを発生させさせる場合もあり、一般的には女性よりも男性の方が紫外線の感受性が強く、皮膚ガン等の発生率も男性の方が高いことが報告されています。
また、紫外線は真夏より春から夏にかけての時期の方が多いのです。この紫外線を防ぐために、日焼け止めクリームをはじめ化粧品・衣類・雑貨など、さまざまなUVカット商品が製造・販売されていますが、トルマリンにもUVカット機能があることがわかっています。
第四章Q.62で、トルマリン精製化粧品原料として開発された微粉体を使用した光透過率のグラフをご紹介します。
トルマリンの美白効果・UVカット効果については、私も実際に試してみました。真夏の天気のよい日に、右腕だけトルマリンジェルを塗って日光浴をしてみたのです。3時間後に、ジェルを洗い流して両腕を比べてみると、左腕は腕時計の跡がしっかり残るほど日焼けしたのに対し、ジェルを塗った右腕はほとんど日焼けしていなかったのです。日焼けしてしまった肌も、トルマリンジェルを塗り続けると、通常より早く元の白さに戻りました。