A…「トルマリン還元水」とは、トルマリンの電気作用によって水を電気分解してできるアルカリイオン水のことで、いわゆる「機能水」の1つです。
「還元水」であるかどうかは、酸化還元電位の数値を調べれば確認できます。

トルマリン還元水の簡単な作り方
① トルマリンの原石、またはバレル加工して角取りした玉石型トルマリン鉱石を水洗いし、鍋などに入れて5~10分間くらい煮沸消毒する。
② 空ペットボトルや冷水ポットなど適当な容器に、10分の1の量の煮沸消毒したトルマリンを入れ、水道水を注ぐ。(トルマリンと水の割合は、1対9)
③ このとき、浄水器などでとった水を使えば、よりよい。また、使用するトルマリン鉱石の大きさは、より小さい方が望ましいが、4~10ミリ程度の大きさが使いやすい。
④ 12時間そのまま置くと、トルマリン還元水ができる。この還元水をpH測定してみると、7.2~7.5の弱アルカリ性を示す。

トルマリン還元水を作る場合、よく使われているのはショールトルマリンですが、リチアトルマリンの方が美味しい水ができるということも聞きます。これは、元素成分の違いからくるものです。
また、トルマリン鉱石だけでなく、トルマリンの粉末を使って焼成したトルマリンセラミックボールを使ったり、一緒に混ぜて使ってもよいでしょう。この場合、水の容量の5%ほどで十分です。セラミックボールは多孔質ですから、塩素臭はトルマリン鉱石だけのときよりも短時間で気にならなくなります。
この還元水を普通の水道水の飲み物と比べてみると、その違いがはっきりわかります。お茶やコーヒー、炊飯や料理に使用すると、とても美味しくなります。買ってから日が経ってしなびて元気のない野菜を、還元水の中に浸しておくと、シャッキっとなって新鮮な野菜の状態に戻ります。花瓶に入れると切花が長持ちします。また、観葉植物や植木などの水やりに使用して、植物が元気になったり、葉の色が濃くなったり、花がたくさん咲いたという報告も多く寄せられています。