A…外部からなんらかの圧力を加えられると、トルマリン鉱石は電気を帯びます。そして、その電気が、空気中の成分と融合して「イオン」という物質になります。専門的にはこれを「荷電粒子」と呼びますが、空気中の酸素や窒素などさまざまな成分がプラスやマイナスに電気を帯びたものです。そのうちプラスに帯電したものを「プラスイオン」、マイナスに帯電したものを「マイナスイオン」といいます。
ショールトルマリン原石のマイナス測定グラフをみると、2つの大きなパルスが確認できます。これは、測定時にトルマリン原石同士をぶつけ合わせる(=圧電気)によって結晶が不安定な状態になり、電気エネルギーが発生しているのです。
これによってとるマリンの結晶の周囲に高電界が形成され、原石の周りの物質(酸素や窒素など)をイオン化させるため、マイナスイオン測定器が反応を示していると捉えることができます。
原石を静置したり、一定の圧力を加え続けるだけでは、マイナスイオン発生を確認することがむずかしいのは、このためです。圧力や湿度など外的なエネルギーを加えてトルマリンを活性化させることで、より多くの電気エネルギーをもち、マイナスイオンを発生させるのです。